
今春、芸術文化学群演劇・ダンス専修を卒業した松井紀子さんが主宰を務める「道徳ふあんしー」が2025年2月に開催された第10回東京学生演劇祭にて大賞・団体賞を、同年3月に開催された第10回全国学生演劇祭にて審査員賞を受賞しました。
今回受賞したのは、萩原朔太郎の詩『死なない蛸』から着想を得た作品『オートファジー・コメディアン』。「自分の人生全てを物語にしてしまったら、一体どうなるのか?」をテーマにした作品です。作中には漫才やショートコントなどのネタが複数あったため、稽古時間のほとんどをお笑いに費やしました。今回の審査では、制限時間(45分)をオーバーすると減点の対象となってしまうため、内容をかなり取捨選択したそうです。

中学生でコントに興味を持ち、高校では演劇部に入部した松井さん。劇作家を志し大学受験。合格した大学は桜美林のみだったそうで「運命を感じた」と話します。松井さんは「面白い舞台だけ上演する劇場を作りたい」と夢を話しました。
『オートファジー・コメディアン』には「"物語"から抜け出したい」という想いが込められています。
「これ以上何を語っても"物語"になってしまうので、せめて映像をご覧いただきたいです。是非YouTubeで『オートファジー・コメディアン』と検索してください!」
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